地デジに関する事

「テレビなんか見ないよ」という人以外は大問題の、地上デジタルテレビジョン放送(地デジ、地デジ放送)化問題。
2011年7月24日にアナログ放送が終了するというのは、最近のテレビ放送にてかなり頻繁に目にするようになりました。
実際、何をしなければいけないの?とか、今どうなっているの?等の情報を掲載しています。

問題点

受信出来ない地域が残る?

「受信出来ない地域が残る」という点については、2011年時点ではもはや全国すべてをケアすることは出来ないだろうと言われています。
アナログの電波すら、これだけ長い期間をかけてやってきているのにケア出来ず、ケーブルで対応する地域がある等しているくらいですから、当分無理ではないでしょうか。
しかも、地デジ電波は、アナログ電波に比べて障害物に弱いということですので、都心などで生活している人でも受信障害が起こる、という可能性はあり、”設置してみないと分からない”というのが現状です。
(現に、クレームも多発している。)

地デジの遅延(タイムラグ)

既に有名な話だとは思いますが、従来のアナログ放送と比べると、デジタル放送の場合は1~3秒位の遅延が発生します。
地デジは、放送局側でエンコード処理されたデータを飛ばし、それをデジタルTVチューナーが受信し、デコードされることにより初めてTVに映像が出ます。この「エンコード」と「デコード」の処理時間によって、遅延が発生している、という訳です。
ワンセグ放送については、もう少し長めの遅延(4秒位?)が発生します。

よくこの部分を取り上げて、「緊急地震速報がアナログに比べて2秒遅い!」として叩かれる事が多い気がします。確かに問題は問題ですよね。
しかし、機器の性能が良くなっていけば、このタイムラグはかなり小さく出来るのではないか、という点については、何故かあまり議論されているところを見ないような気がします。
そして、映像や音声データとは別に、無圧縮の時刻情報が送受信されていて、この遅延無しの時刻情報を元に、番組表と連動したり、等の工夫がなされています。
地デジ叩きに安易に用いられやすい遅延問題ですが、この部分はそんなに目くじら立てなくても・・・・・というのが現時点での個人的な感想です。